BitMEXは本人確認不要!その理由と注意点をわかりやすく解説!

取引所

仮想通貨FXができるBitMEXでは、登録時の本人確認が必要ありません。免許証やパスポートのアップロードが不要なため、登録は2~3分で完了です。でも、国内の取引所ではそんなことあり得ませんよね?どうしてそんなことができるのか、その理由と注意点をわかりやすく解説します!

取引所における本人確認の必要性

国内の取引所では、アカウントを開設するためには本人確認が必要です。免許証やパスポートのデータをアップロードし、ハガキの送付によって住所確認も行わなければいけません。

特にハガキの送付は時間がかかるので、取引をするまでに2~3週間かかってしまうこともあります。そもそも、なぜ取引所を利用するために本人確認が必要なのか、その理由を解説しておきます。

不正利用を防ぐため

仮想通貨はこれまで、マネーロンダリング(資金洗浄)や犯罪などの不正利用問題に対してたくさんの議論がなされてきました。その解決策として、「取引所の利用には本人確認を必要とする」という方法がとられてきました。

本人確認がきちんとなされていれば、そもそも犯罪者は登録することができなくなります。また、登録アカウントを持っていたとしても、住所などが判明しているため、犯罪利用の抑制につながります。

国が管理するため

国は、仮想通貨という大きな通貨システムに対して、干渉したいと考えています。今は「日本円」という通貨をコントロールしていますが、これに仮想通貨が取って代わったとき、コントロールが効かないことに対して恐れを抱いているからです。

そこで、仮想通貨取引をインターネット上だけで完結されてしまった場合、国は一切手を出すことができなくなってしまいます。そこで本人確認という方法で個人と仮想通貨を結びつけることで、国が管理できるようにしているのです。

利用者が証明するため

もし、取引所のアカウントがハッカーに盗まれてしまった場合、保有していた仮想通貨はすべて奪われてしまうことになります。しかし、本人確認が済んでいれば、取引所が本人に対して補償を行ってくれる可能性があります。

ただし、これは取引所の過失でない限り、可能性が非常に低いことです。つまり、基本的にアカウントが盗まれたとしても、補償はされないと思っておいたほうが良いということです。

取引所のシステム自体にハッキングがあった場合は、取引所の過失となるので、盗まれた通貨が補償される可能性は高いです。実際、コインチェックがハッキングされてNEMが流出したときも、翌年(2018年)の3月に全額補償を行いました。

とはいえ、やはり本人確認をしておけば、何かあったときに取引所が対応しやすいというのは間違いありません。取引所からすれば、本人確認ができていない誰かもわからない人からの問い合わせより、本人確認ができていて住所も名前もわかっている人のほうが安心して対応できますよね。

BitMEXは本人確認が不要!その理由は?

海外取引所であるBitMEXでは、本人確認が必要ありません。なぜそのようなことができるのか、順番に見ていきましょう。

海外では主流の考え方

海外では、犯罪に仮想通貨が使われていたとしても、仮想通貨を悪だとは思わない風潮があります。包丁で人が刺されても、包丁は悪くないという考え方です。

さらに、国が仮想通貨に介入することを嫌う風潮もあるため、海外取引所では本人確認を不要とするところがたくさんあります。このような考え方は、私は嫌いではありません。(もちろん、議論の必要はあります。)

そもそも、利用者が普通に取引所を使っている限り、本人確認はただの面倒な手続きにすぎないのです。つまり、私たちにとってまったくメリットがないということです。何かトラブルがあっても、基本的に取引所は助けてくれません。

取引所の分散やハードウォレットの利用、パソコンのセキュリティソフト導入やアカウントの二段階認証などを行い、自分の仮想通貨は自分で守らなければいけないのです。

ウォレットについて知りたい人は、以下の記事が参考になります。

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追証なしだから支払い請求の必要なし

BitMEXでは、FX取引であるにもかかわらず「追証なし」のシステムを採用しています。追証(おいしょう)とは、取引で大きくマイナスが出た場合に、証拠金を追加で入金しなければいけないことです。ロスカット(損切り)が間に合わなかった場合、大きな借金を抱えてしまう可能性もあります。

しかし、BitMEXでは追証がでないシステムになっているので、その心配は一切ありません。追証がないということは、取引所は利用者に対して支払いを請求することがないということです。

そのため、証拠金不足によるトラブルがないので、本人確認が必要ないということです。これは、BitMEXを利用するにあたり、重要なポイントです。

日本の規制を受けていない海外取引所だから

BitMEXは、日本からの規制を受けていません。そのため、本人登録をする必要なく営業ができています。もし、将来的に日本に営業所を構えて、本格的に日本で営業を行うのであれば、金融庁の認可が必要です。

その場合、本人確認は必ず必要になります。国内の取引所は、このことが理由で、本人確認を必須項目としています。

世界的に有名な取引所のBinanceでは、2018年3月に日本の金融庁から警告が入りました。これは、日本の利用者が多かったことと、日本語に対応していたことから、日本で営業をしていたとみなされたからです。

日本では、無登録の取引所は業務を行うことが規制されています。Binanceはそもそも日本に営業所を構えていないので、金融庁の認可も得ていませんでした。

本人確認が必要ないBitMEXのメリット

本人確認が必要ないことで、利用者にはいろいろなメリットがあります。

登録が一瞬で完了する

もっとも大きなメリットは、登録が一瞬で完了することです。国内の取引所では、本人確認をするために、免許証やパスポートなど本人確認書類の画像データをアップロードし、さらに住所確認のためにハガキの送付を待たなければいけません。

画像データの用意や必要項目の入力だけでも時間がかかりますし、ハガキの送付は早くても3日ほど、対応の遅い取引所だと3週間ほどかかる可能性もあります。

しかし、BitMEXであれば、早い人だと1分、遅くても5分ほどあれば登録が完了します。入金に時間がかかったとしても、1日もあれば取引ができてしまいます。

情報漏洩の心配がない

本人確認をしないということは、個人情報を送信しないということです。個人情報を送信しないということは、情報漏洩の心配がないということです。

国内取引所では、私たちの大切な個人情報はすべて取引所が管理しています。もし取引所がハッキング被害に遭った場合、仮想通貨だけでなく、個人情報も盗まれてしまう可能性もあります。

免許証やパスポートなどの画像データがそっくりそのまま盗まれてしまうというのは、とても恐いことですよね。しかし、BitMEXにはそもそもそのデータを渡していませんので、漏洩の心配はありません。

本人確認が必要ないBitMEXのデメリット

本人確認が不要なのは、メリットばかりではありません。デメリットについても、きちんと把握しておきましょう。

トラブルが起きたときは自己責任

本人確認をしていない以上、何かトラブルがあっても取引所は責任をとってくれません。ただし、これは本人確認に限った話ではありません。

本人確認をしていても、仮想通貨は基本的にすべて自己責任です。極端な話をすれば、取引所がハッキング被害に遭って保有通貨を盗まれたとしても、自分の責任として受け入れなければいけません。

そのためにできる対策はいくつもあります。リスクが100%なくなる方法はありませんが、それは株式投資でもFX運用でも同じです。

まずは余裕資金での運用を行い、最低限のセキュリティ対策と二段階認証をし、利益が出た分は早めにウォレットに移すなどしておくことが大切です。

日本の金融庁に認められない

本人確認をしない以上、日本の金融庁に認められることはありません。ただし、BitMEXからすれば、そもそも日本の金融庁に認めてもらう必要がありません。

利用者からすれば、日本に営業所を構えて、問い合わせや日本語に対応させてほしいところですが、BitMEXにはそのメリットはほとんどないと言えるでしょう。

今でも取引ページは日本語対応していますが、google翻訳を使ったかのような、まだまだ不自然な部分が多いのも事実です。

個人的には、BitMEXは取引高世界1位を誇る取引所なので、日本のことは気にせず、世界の強い取引所であってほしいものです。

本人確認がない場合の注意点

本人確認がない場合、いくつか注意点を押さえておく必要があります。本人確認の有無に関係なく、仮想通貨取引をするうえで重要なことなので、BitMEXを利用しない人も、今一度確認しておきましょう。

二段階認証を必ず行う

今や当たり前になりましたが、まだまだ二段階認証をしていない人は大勢います。二段階認証とは、取引所のアカウントにログインする際に、ユーザー名やパスワードと合わせて行う認証システムのことです。

たとえば、専用のアプリにワンタイムパスワード(使い捨てのパスワード)を表示させ、それをユーザー名・パスワードと合わせて入力するというログインシステムなどがあります。

なぜ今だに二段階認証をしていない人が多いのか。それは、めんどくさいからです。毎回ログインする度に、特定のコード入力や一定の行為を迫られます。すぐにログインしたい人にとっては、めんどうとしか思いませんよね。

でも、二段階認証だけはきっちりやっておきましょう。これをやっておかないと、何かあったときに取引所が対応してくれる可能性がぐっと低くなります。「二段階認証してませんよね?あなたのせいですよね?」となるわけです。

BitMEXの二段階認証のやり方については、以下の記事で紹介しています。

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パスワードは絶対忘れないように

もし、ログインパスワードを忘れてしまった場合、本人確認をしていなければ、復旧に非常に時間がかかる、もしくは復旧できない可能性が高いです。そのアカウントとあなた個人を紐づけるものは、ログインパスワードしかないからです。

パスワードを紛失してログインできなくなってしまった場合、そのアカウントで保有していたBTC(ビットコイン)などは、すべて失われてしまうことになります。

人に見つからない場所で、厳重に保管しておくようにしましょう。また、誕生日や名前など、わかりやすいパスワードは避けるようにしておくと良いでしょう。

こまめに出金しておく

ある程度資金がたまったら、こまめに出金しておきましょう。二段階認証をしていても、パスワードをしっかり保管していても、どこにトラブルがひそんでいるかわかりません。

しかし、アカウントに入っているBTCをハードウォレットなどに移しておけば、ほぼ100%安全です。「ほぼ」と言ったのは、ウォレット自体の紛失や、移動時のハッキングの可能性がわずかながらあるからです。

ただ、アカウントに入れっぱなしにしておくより100倍安全なので、ちょっとでも使わない資産があるなら、すぐに出金しておくことをおすすめします。

ウォレットについて詳しく知りたい人は、以下の記事がおすすめです。

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BitMEXの登録ページ

登録方法は、以下の記事で詳しく紹介しています。

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