仮想通貨の海外取引所は、国内にはない魅力がたくさんあります!選び方のポイントや、信用できる最大手の取引所3社を厳選してご紹介します!これから海外取引所での取引を少しでも考えている方は、ぜひ参考にしてみてください!
海外の仮想通貨取引所の特徴とは?
海外取引所には、国内にはない魅力がたくさんあります。初心者はやはり国内取引所から始めるべきですが、トークンや草コインへの投資をしたいのであれば、海外取引所もぜひチェックしてみましょう。
海外取引所のメリット
海外仮想通貨取引所の最大のメリットは、アルトコインやトークンの取扱が豊富なことです。日本では、もっともアルトコインの取扱数が多いコインチェックでも13種類です。しかし海外の取引所であれば、50~200種類もの通貨を取引できるところがあります。
これはまだ人気が出ていない『草コイン』と呼ばれる通貨も含めた数ですが、少ない額の投資で、今後一気に伸びる可能性があるコインに投資ができるというのは大きなメリットです。
また、手数料が安いこともメリットのひとつです。世界最大手のBinance(バイナンス)では、すべての通貨を0.1%の手数料で取引することができます。(最近では国内取引所の手数料も安くなってきているので、この魅力は薄れてきていますが・・・。)
ほかにも、海外の取引所はボラリティ(値動きの幅)が非常に高く、短期トレードで大きな利益を上げやすいのも特徴です。もちろんリスクにもなり得ますが、余裕資金で投資するなら良いかもしれませんね。
万が一国内の取引所が国に規制され、取引できないようなことになった場合、海外の取引所で換金できるよう逃げ場として登録しておくのもひとつの手です。(そんなことはないとは思いますが。)
- アルトコインが豊富!
- 値幅広による高利益が狙える!
- 日本で規制があったときの逃げ場
海外取引所のデメリット
海外取引所のデメリットは、トラブル時の対応が難しいことです。海外の仮想通貨取引所は、基本的にすべて英語表記です。問い合わせも英語、Q&Aも英語で書かれています。Binanceなど日本語対応している取引所も増えてきましたが、English onlyの取引所がほとんどです。(※2018年1月、Binanceが日本語非対応となりました。今後の動きは未定です。)
投資リスクが高いこともデメリットのひとつです。草コインは「今後急激に伸びる可能性がある」というのが大きな魅力ですが、そのまま価値がなくなってしまう可能性もあります。また、フィッシングサイト(本物の見た目を真似した詐欺サイト)などにひっかかってしまう日本人も少なくありません。
もちろん健全な取引所であっても、そのまま廃業して保有通貨が返ってこないという可能性もあります。魅力が多い分、投資するリスクがあることは知っておきましょう。
- 英語表記
- 値幅広のリスク
- 取引所や通貨の廃止
- 詐欺やフィッシングサイト
海外取引所のおすすめポイント
海外取引所は、一獲千金を狙って草コインに投資できることが最大の魅力です。正直に言うと、私が数十社と取引して感じたのはそれだけです。価格の変動幅が広く、当たれば非常に大きな儲けを出すことができます。
ただし基本英語なのでアカウント作成からややこしいのと、トラブル時の対応が非常に面倒です。「手数料が安い」といろんなところで言われており、当記事でもお伝えしましたが、今ではほとんど差がなくなってきているというのは押さえておきましょう。(2018年3月現在、国内では売買手数料無料が多くなってきています。)
海外の仮想通貨取引所の選び方
海外の取引所を選ぶ際のポイントを4つご紹介します。
取引高の多さ
取引高とは、仮想通貨の取引量のことです。取引量が多ければ、それだけ投資家から認められている証拠なので、一定の信用になります。
また、取引高が低いと、取引したいときにできない(相手がいない)可能性があります。特にマイナーなアルトコインの場合、売りたいときに買い手がつかず「売れない」ということもあり得ます。
取引高は以下のサイトで確認できます。
取り扱い通貨の種類
海外取引所の一番の魅力は、取扱通貨の豊富さなので、ここも注目ポイントです。自分が欲しい通貨があることはもちろん、取扱通貨の種類ができるだけ多い取引所のほうが有利です。
たとえば、取引所Xで取り扱いのある通貨Aの価格が下がっても、取引所Yのアカウントしか持っていなければ購入することはできません。いざというときのために、取扱通貨が豊富な取引所のアカウントを開設しておくと安心です。
日本語対応
海外取引所で日本語対応しているところはほとんどありませんが、英語が苦手な人は重要なポイントになるのではないでしょうか。違和感のある翻訳でも、何かあったときに安心ですよね。
手数料の安さ
海外取引所に限ったことではありませんが、手数料は取引所を選ぶうえで重要なポイントです。今では売買手数料を無料にしている国内取引所も増えてきているので、あまり手数料が高すぎると海外取引所の魅力が薄れてしまいます。
ただ、草コインを一回購入してあとは長期保有するという投資方法の場合、手数料はそこまで気にしなくても良いでしょう。
おすすめの海外取引所3社
ここからは、おすすめの海外取引所を3社まで厳選してご紹介します!ポイントは先ほど解説した通り、日本語対応・手数料・取引量の多さを重視しています。
Binance(バイナンス)
Binanceは、中国にある世界最大の取引所です。取扱通貨はなんと110種類以上あり、日本では買えない通貨を多数取り扱っています。
Binanceの売買手数料はすべて0.1%と比較的安め。bitflyerは0.01~0.15%、zaifはBTC基軸であればマイナス手数料ということで、特別安いというわけではありません。ただ全体的に見るとまだまだ安いので、手数料がデメリットになることはありません。
しかもBinanceが発行するBinance coinを手数料の支払いに設定すると、手数料が50% 割引になります。つまり手数料は0.05%まで抑えられるということです。
ただ残念なことに、2018年の1月に日本語が非対応となってしまいました。
幹部役員は、ブロックチェーンの元開発トップであるChangpeng Zhao氏や、OKcoin共同創業者のYi He氏などそうそうたるメンバーが揃っています。
- 世界トップレベルの取引量
- 手数料0.1%(割引で0.05%)
- 運営開発のメンバーが凄い!
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OKEx(オーケーイーエックス)
OKEx(オーケーイーエックス)は、香港に本社を置く世界大手取引所です。Binanceと取引高世界一を争う取引所で、取扱通貨は90種類にもおよびます。
Binanceと同じく円建て(日本円)での購入はできません。取引をするのであれば、国内取引所でBitcoinを購入し、それをOKExの登録アカウントへ送金する形になります。
OKExは、複数の取引所を運営しています。
- OKEx.com:全ユーザー向け
- OKCoin.cn:中国人向け
- OKCoin.com:USDユーザー向け
この中では全ユーザー向けのOKEx.comの取引高が多いので、主要取引所と見てよさそうです。
イーサリアムのブロックチェーン上に、OKBという独自トークンを発行しています。今後「独自ブロックチェーンに移行する予定」との発表がありますので、価格の上昇が期待できます。
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Bittrex(ビットトレックス)
アメリカのBittrex.LLCが運営するBittrexは、アメリカ最大手の取引所です。取引通貨の種類は200種類を超え、2018年現在では世界第一位(3月現在、9位)となっています。
取引高はPoloniexに負けるものの、通貨の種類が豊富なため海外取引所の3強として名を連ねています。
売買手数料は0.25%と少し高めの設定です。欲しい通貨がBittrexにしかない、ということがない限り私が利用することはなさそうです。(アカウントは持っています。)
ただ、セキュリティ面では3段階認証を採用するなど非常に優秀です。認証の段階によって取引額に制限がかかるので、アカウントがハッキングされたとしても被害を最小限に抑えることが可能です。
海外取引所の一覧と特徴
海外の取引所は、日本の法律の範囲外で活動をしているため、何かトラブルがあっても法律は守ってくれません。特に日本と違うところは、個人で立ち上げた取引所や、会社の詳細がまったく公開されていない取引所などがあるということです。
以下は海外でもある程度有名で、取引高もある取引所ですが、いつ闇に消えるか誰も保証はできません。(もちろん国内取引所でも同じことは言えます。)ある程度の通貨を購入したら、長期保有分に関してはウォレットに移すなどの対策をとりましょう。
Poloniex(ポロニエックス)
PoloniexもBittrexと同じくアメリカの会社が運営している取引所です。日本円や米ドルなどの法定通貨ではなく、仮想通貨同士の取引(通貨ペア)が基本です。取扱通貨は約70種類、通貨ペアは100種類ほどあります。
取引手数料は0.10%〜0.15%と平均よりは低めですが、bitflyerやzaifには敵いません。こちらもやはりマイナーコインの取引をすることがなければ使うことはなさそうです。
Poloniexは基本的にビットコインなどの仮想通貨での取引となるので、別の取引所でビットコインを購入して、それをPoloniexに送金する必要があります。
Bitfinex(ビットフィネックス)
2015年、2016年と二度に渡るハッキングで大きな被害を受けた「Bitfinex(ビットフィネックス)」。香港の会社で、ドル建てによる取引高は一時世界一になっていました。ハッキング被害による被害者への補償は2017年4月に完了しており、少しずつ信頼を取り戻しています。
Cryptopia(クリプトピア)
2014年設立のCryptopia Limitedが運営する「Cryptopia(クリプトピア)」。ニュージーランドの会社で、500種類ものアルトコイン取り扱いがあります。ただし、中には価値のないコインもあるので注意が必要。
Coinexchange(コインエクスチェンジ)
こちらもコインの上場審査が緩い取引所で、取扱数は300種類以上。草コインの高騰を狙って取引する人以外には、あまりおすすめできません。
Liqui
2016年にできた新しい取引所です。登録に身分証明が必要なく、とても簡単にできてしまいます。これ大丈夫?と思う心配症な私は使いません。
Kraken
Kurakenは2011年に開設された取引所で、ユーロベースの取引量は世界一です。
日本語に対応しているため、比較的使いやすい印象です。さらに円建て(日本円での取引)も対応している、日本に優しい海外取引所です。ただし、手数料が非常に高いのであまりおすすめはできません。
初心者は国内取引所から始めよう!
海外の取引所のメリットは、草コインが買えることです。草コインは本来、ホワイトペーパー(コインの説明書)をしっかり読んで、ブロックチェーンの安全性や企業の将来性を考慮して選ぶものです。
それが難しい初心者は、草コインの購入ではなく、国内で買えるビットコインやイーサリアムなど主要通貨の購入から始めてみましょう。
何も考えず草コインに投資するのは、投資ではなくギャンブルです。そのやり方には否定しませんが、必ず余裕資金で行うようにしましょう。
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